古代メソポタミア全史

一寸だけ紹介。淡々とした記述の歴史書で軽いものが読みたくなり手に取った。メソポタミアは高校の世界史でほんの少し齧った程度の知識しかないものの、色々と想像が掻き立てられるので好物の一つである。著者は中公新書でメソポタミア古代史やシュメールに関する一般書を数冊出していて、『シュメル神話の世界』や下に表紙を載せる『シュメール』は知識とその解説のバランスが初心者には程よく、なかなかお勧めである。一方で『古代オリエントの神々』は神々の名前と由来を列挙するだけで、僕には面白みが感じられなかった。多様な神様の名前を網羅的に知りたい人にはお勧めかもしれない。表題書は前者寄りである。

さて、表題書はユーフラテス・ティグリス河畔で展開した、先史時代ウバイド期からイスラムの登場までの約4000年に及ぶ文明の興亡を一望する。名前だけは何処かで見聞きした文明や王が登場しては、消えていく。何せ300ページ足らずで4000年分である。1時間の読書には向かないが、10分単位で集中せずに何かを読みたい場合、例えば乗り換えのある通勤時など、本書は上に挙げた2冊と同様にお勧めできる。

メソポタミアと言えば楔形文字。上に載せた本はその入門書である。以前に購入だけはした。読みたくなったのが、何処に片付けたのか忘れてしまった。

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