Ripples in Spacetime

Audibleのcredit(購入通貨)が溜まっていたので気になるタイトルをまとめて購入した。先ずは現在聴いている最中の”Ripples in Spacetime”、重力波天文学の進展と最近のトピックスを一般読者向けに紹介したもので、現在その検出精度はえらいことになっている。日本語版が出ているかは分からないが、もし有るのなら読みたい。Audibleでは細かいところが分からないのだ。聴きやすさは◎。

次の二冊は未聴。しかし今回購入した中での本命。ニック・レーンと言えば進化に関する一般書『生命、エネルギー、進化』は余りに面白く、未読の人は是非読んで頂きたい。そんな著者の旧タイトルなので期待が高い。この人の話は結構細かいので、Audibleで分かるか少し不安ではある。日本語版はまだ出ていないようだが、近いうちに必ず出ると思う。聴きやすさは◎?
追記 本書は2002の出版でした。

3点目はカルロ・ロヴェッリの”Helgoland”。Helgolandとはハイゼンベルグが一時期引きこもった島の名前であり、そこで彼はその後の量子物理学に大きな波紋を残すことになる着想(発見?)を得る。本タイトルはそのことに関する著者の理解をとても、この後5つくらい「とても」を重ねても良いくらい分かりやすく解説したものである。日本語版も『世界は関係でできている』という題名で出ており、僕は我慢できずにこちらを読んでいる最中である。後日紹介したい。聴きやすさは💮。

最後のタイトルも日本語版が『宇宙の終わりに何が起こるのか』という題名で出ている。僕はAudibleを最初の一時間で投げ出してこちら版を読んだ。というのも、Audible版の読み手が女性で、耳に触る感じの声質が気になって聴き続けられなかったので。女性の朗読は総じて聴き辛い訳ではないが、経験的にアタリが少なくハズレは多い。これは単に僕個人の好みの問題。しかし一般的に若い頃には高音が好まれるが、歳を取ってくると低音、中音へと嗜好が移ることも関係あるのかもしれない。聴きやすさは△。内容の方はというと、宇宙が最終的にどうなるか、幾つかのシナリオを歴史的に議論された順に、または有り得る順に解説したもの。本サイトで紹介しようかと思っているうちに売り払ってしまった。詳細はもう覚えていない。