「また読んであげたい絵本 大賞」の受賞作品

ダカダカダカダカダカダカダカー、 ジャン!

発表します。第一回、「また読んであげたい絵本 大賞」、
受賞作品は、こちら、松谷みよ子氏の、「にゃーう」です。
おめでとうございます!

この絵本は、何度でも読みたくなる。
そして読むたびに気分が明るくなってくる本である。

「雨がしぽしぽ降る晩に、おばあちゃんがお使いに。」
というフレーズから始まる。
この出だし、実際に声に出して読んでみて欲しい。
たった、この部分だけでも、次に何かのフレーズを続けずにはいられない。
そんなリズムが沸いてくるのが分かると思う。

そして、「油のような酒飲んで、黒豆たべて、ねんねしよ。」
のあたりでは、子供だけでなく、大人も楽しくなってくる。
幼い子に、「油のような酒飲んで」という意味がわかるはずもないのだが、
それを真面目に読んでいる自分自身に、どこかおかしみを感じてくる。
疲れている晩などは、正月にゆるりとくつろいでいる
イメージが膨らんでいき、なんだか癒される。

どんなに絵が良くても、言葉のリズムが悪いと、気分が悪くなってくる。
黙読する分には、さほど気にならないのかもしれないが、
絵本は、声に出して読むものなので、その差はとても大きい。
親が読んで楽しくなると、それは声を通じで、子供にも伝わると思う。
だから、この本は子供にとっても良い本だと信じている。
たとえ、「飲酒」を礼賛していたとしても。

実は同じ松谷みよ子氏の「帽子をとってちょうだいな」も
「にゃーう」と同じくらい、いいリズムの言葉が並んでいるよく練られた本だ。
審査員の僕はどちらを受賞作に推そうか、少し迷っていた。
そこで先週末、娘に、「今晩、どっちを読もうか?」と聞くと、
間髪を入れず、「こっち!」と「にゃーう」の方に手を伸ばした。
これが、今回の「また読んであげたい絵本大賞」の受賞作が決まった瞬間であった。

ちなみに、昨晩数えてみたら、わが家には120冊以上の絵本があった。
本の順位付けなんてあまり意味はないが、ここで紹介した「にゃーう」は、
少なくとも他の119冊の絵本を抑えて、この栄えある賞を
受賞ということを、皆様にご報告しておきたい。

今は金曜日の深夜。
明日は休日だから、またこれをまた読んでやるか。
僕もまたちょっと読んでみたくなったし。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。