Lifespan: Why We Age – and Why We Don’t Have to

生物、主に人類の寿命に関する研究の最先端 (多分) を一般向けに紹介した本である。面白かったので日本語翻訳がでたら、時間があれば目を通したいと思っている。現時点ではAudibleでサラッと聴いただけなので専門用語や細かい議論を覚えておらず、詳しいことは書けない。

本書は三部から成る。第一部では現在までで判った老化のメカニズムが説明される。僕たちは当然のように老化やその結果として寿命を受け入れているが、生物学的に老化が起こる必然性は無い。老化の起こらない、即ち寿命のない生物も存在する。因みに老化の遺伝子などと言うものは存在しない。何故老化が起こるかといえば、エピジェネティクス上の情報損失が原因すると著者は説明する。

エピジェネティクスについては僕が大学を卒業してから注目された用語なので正確には知らないのだが、その名の通り遺伝子の上位概念、制御系統を含めた遺伝子の発現の仕方を研究する分野だろうと理解している。遺伝子それぞれをピアノの単音に例えると、エピジェネティクスが対象にするのはそれぞれの音の連なり、即ち楽曲と言うことになる。著者は老化をCD上の傷に例える。傷が増えるにつれ、音が飛び、ついには再生できなくなる。それではCD上の傷が何故起こるかといえば、幾つかのステップに分けて説明されていたように思うが、よく覚えていない。

第二部は現在進行中の老化に関する研究、特に老化を抑えるメカニズムやそれを可能にする生活習慣、医薬品などに話題が及ぶ。メカニズムの方はよく分からなかったが、エピジェネティクス上のサバイバルサーキットを発現させれば老化が抑えられるらしい。これを発現させる生活習慣として、例えば低温、高温に身を晒すことが挙げられていた。高温は入浴・サウナ等の利用、低温の方は身近には薄着のことである。後者は子供の頃からの習慣が影響するので大人になってから実践するのは人によっては難しいかも知れない。他にも定期的な運動(やや高強度)、定期的な低タンパク質食、定期的な断食などが挙げられる。断っておくがいずれもやり過ぎは逆効果になる。更に断りを入れると、僕はこの辺から興味を失ったのでいい加減に聴いており、ここに書いたことには間違いがあるかも知れない。この話題に興味のある人は本書で確認して貰いたい。

第三部は長寿と人口問題について議論される。少なくとも最初の方は。と言うのも、僕はこの辺りで本書を聴くのを止めるつもりだからだ。ここ最近Audibleの方を怠けており、この後に聴きたいタイトルが幾つか控えている。それは例えば “Shadows Rising (World of Warcraft: Shadowlands)”. 機会があれば紹介したい。

Lifespan: Why We Age – and Why We Don’t Have to” に対して3件のコメントがあります。

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