ロシア語の3人称不完了体сяと副詞助詞接続詞他
色々と故障が続く。
・もう10年以上使い続けてきたmacの薄いキーボードで幾つかのキーが反応しなくなった。有線で同型のものはもう現行品に無いようなので、普通の厚みの日本語配列に慣れることにする。何となく格好良さからゲーム用キーボード(印字の部分が光る)を購入したが、キーの反応の良さが困りもの。
・約15年間使ってきた冷蔵庫の冷凍室が霜で溢れ、とうとう扉も閉まらなくなる。コロナ前頃からはアイスクリームのカップも入らない状態で、ガムテープで押さえ込んでいたのだった。その反動から冷凍庫の広いものに買い替える。
・一月程前、運動中に腰を痛め、腰を庇った動作をしていたら今度は膝を痛めてしまった。若い頃から何度も痛めていた靭帯の部分で、慢性的なものかも知れない。
・フックをミットで受ける際に小指を引っ掛け、恐らく靭帯を損傷したと思われる。
古典ギリシャ語を中断すると決めたことで、運動前のスポーツジムでの読書時間に随分と余裕ができた。何か手頃な本はないかなと語学書関連のコーナーを巡っていて見つけたのが表題の『ロシア語の3人称不完了体сяと副詞助詞接続詞他』。何とも限定的なタイトルだが、最初の方に語尾変化(活用・曲用)の一覧が載っており、手元に持っていると便利そうである。限定的な内容とボリュームの割に値段が安いのが購入の決め手となったが、ロシア語を再開するつもりで買ったわけではない。しかし本書、どれだけ売れているのだろうかね。
上に挙げた本のついでに『にぎやかなロシア語メモーあるいは眠られぬ夜の外国語のために』も購入。こちらはロシア語単語の一口エッセイ集で、単語帳としての使い勝手は今一つだと思われるが、寝る前などにパラパラと捲るのに丁度いい内容。ロシア語は最後に触れたのがコロナの少し前だし、その時も少し齧った程度なのだけれど、キリル文字への馴染みも含めて結構頭に残っているものである。
以前購入しておきながら読むこと無く売ってしまった『ポーランド語の風景』に再挑戦。横書きで、ポーランド語の単語や文章が発音も分からないまま出てくる本である。ポーランド語と言えば文字面から判断して子音が多い(日本語の基準からすれば多過ぎる)という印象だが、実際の音は英語などよりも母音の割合が高いそうな。著者はポーランドとフィンランドに留学した経験があるらしく、本書の前半部分ではポーランド語との比較対象として頻繁に英語、日本語そしてフィンランド語が出て来るので、僕には親近感が大きい。内容の方はと言えば、ポーランド語に興味があるならどうぞ。
白水社から語学書が数冊(新版が殆ど)、今月と来月に出版されるのだが、その内で僕が最も気になっていた本の一つが『明解ポーランド語文法』。発売日に早速購入して読み進めてみると、最初の発音の部分は表記もラテン文字だし難しい箇所は無いとして、その次の章である名詞でいきなり躓く。登山道入り口に絶壁が立ちはだかる、と言えば良いか。その絶壁はまだまだ上まで続いており、全くの初学者が頭から順に読む本ではなかった。このまま本書に齧り付いてもポーランド語が嫌いになるだけなので、『ニューエクスプレスプラス ポーランド語』から読むことにする。上に挙げたロシア語の本も、同じスラブ語同士割と似ているということもあり、馴染むためにと思って手に取ったのだった。