残月記

4月から職場が変わり、これ迄の様に電車に乗らず歩いて通うことになったので、読書の時間が減りaudibleを聴く時間が少し増えた。そのため3月末には7つまで貯まっていたクレディットのうちの5つを使って気になるタイトルを一気買いしてしまった。例えば “The Fate of Rome: Climate, Disease, and the End of an Empire” と “Hurricane Lizards and Plastic Squid: The Fraught and Fascinating Biology of Climate Change”. どれも面白そうなので、いずれ聴いた折には紹介したい。この間チラッとタイトルだけ出した “Complexity: The Emerging Science at the Edge of Order and Chaos” もそのうちの一冊で、複雑系科学の発展の歴史を辿った内容である。まだまだ最初の部分しか聞けていないが、コーエンやカオフマンなど知っている名前が出てきて飽きることがない。プリゴジンが関係者の間では誇大癖で悪名高いとは知らなかった。

最近は寝床に入ってから寝入るまでの時間で、面白いと評判の表題書を読んでいるのだけれど、困ったことに中々没頭できずに読み進められず、僕の好きなタイプの小説ではなかったのかもしれない。一話目は中々怖い話だった。背筋が凍ると言うよりは、見てはいけない世界の側面を垣間見る感じが薄気味悪い。第二話目はファンタジー要素が強く、僕が今ハマっている異世界転生(移転)もので、不気味さが結構好きである。表題にもなっている三話目は、ウーン。もうそろそろ終わりに差し掛かっているけど、いつ中断しても構わないかな。次に読みたいものも溜まっていることだし。