共感の論理─日本から始まる教育革命

色々書き込む時間が無いので一言コメントのみ。

表題書は『論理的思考とは何か』を踏まえつつ、さらに議論を進めた内容となっている。利己主義や経済成長を前提とする資本主義が行き詰まりを見せる現代において、それぞれ(前著の4つ)の論理に即した文章作法、とりわけ日本式「感想文」が共感力を育みうる仕組みとその意義について論じている。とりわけ序章は、このテーマに興味を抱く読者にとって読書の道しるべとなり、多くの収穫があると思われる。実際、それほど関心の深くない僕自身でも、興味をそそられる本が次々に出てきて、その部分はかなり楽しめた。