モンゴル語のしくみ
先ず断っておくと、本の紹介要素は殆ど無い。
第2外国語として中国語を選んだと姪から聞いた。中国語に関しては、勉強を中断した今も時折youtubeサイトで、日本育ちの中国人姉妹が中国語や文化についてお喋りをする動画や、四川省出身のモデル女性が中国語関連で色々と紹介する動画を観ている。それらを姪に教えたついでに僕も幾つか観ていると、彼女に対する対抗心がムクムクと湧いてきた。僕の悪い癖である。
一方で僕自身は中国語を再開するつもりはまだない。中国語であれば何時でも、つまり僕が歳を取って知能と根気が更に衰えても、比較的楽に勉強できると感じているからである。日本人にとって中国語はそれだけ敷居が低く、教材も豊富なのだ。重要な点として発音も好きである。「いつでもできる」ものは何時まで経ってもやらないものではあるのだが。
さて新しく何を選ぼうか考えていると、先ほど紹介した本によりウラル・アルタイ語族が気になった。フィンランド語は昨年やったばかりなのでもう暫く離れて居ても大丈夫だし、朝鮮語は中国語と同じ理由から直ぐに手掛けるつもりはない。教材の多い順にトルコ語、ハンガリー語、モンゴル語あたりが候補に挙がる。この、次にどの言語をやろうかと考えて調べている時間が最もワクワクする。教科書の物色ほど楽しいことは無い。
候補に挙げた3言語なら『言葉のしくみ』シリーズが出ているので、未読であった『モンゴル語のしくみ』と『トルコ語のしくみ』をこの機会に読んだ次第である。因みに後者はKindle版でしか入手できない。写真集や雑誌などと同様に全ページが画像としてのみ表示されるので、ファイル容量が大きくフォントの調整もできない為に、専用リーダーで読むのには適していない。前者は書店でも紙媒体を入手することができた。
それらの内容について、それほど書きたいことは無いのではあるが、両言語とも日本語の構造にすごく似ている。語順も、「てにをは」のしくみも日本語とそっくりと言っていい。当然ながら、以前にコメントしたウラル・アルタイ語の特徴が確りと当て嵌まる。Youtubeサイトで音声動画を探して聴いてみると、両方とも結構好みであった。僕にとって音声方面、特に発音して気持ち良いかどうかは継続のモチベーションに直結するので、この点は重要である。ハンガリー語も含めてどれを選んでも良い気はするが、中国語に対抗するならモンゴル語かな、という気がしている。となれば、次に読むのは『ニューエクスプレスプラス モンゴル語』辺りであろうか。
僕は(特に趣味に於いて)何をするにしても、一定のストレス許容量を設けて、できるだけ其処を超過しないように心掛けている。でないと継続ができない。そして欲張りなので複数を同時にやりたい。高ストレスの古典ギリシャ語とセットにしたのは低ストレスのスウェーデン語だった。前者のストレスが高いのは語尾変化がヤヤコシイほかに、音声方面が好きでないのが大きな原因であった。次の言語(たぶんモンゴル語)が入ってくると、スウェーデン語は結構楽しいので、ギリシャ語がトコロテン方式で押し出されることになる。中途半端になるが、これはもう、僕の性分なので仕方がないのだ。