シシバナヘビの教科書

今年は一匹も買わずに済むかなと思っていたら、最後の最後に買っちゃった。ペットとして出回るヘビの中で最も愛らしいとされる(?)セイブシシバナヘビ、今年生まれのノーマル赤色の雌。マイマイヘビ科という面白い分類名である。ピスタチオと言うモルフに少し育った可愛らしいのが居たのでハンドリングさせてもらったら、そいつは食欲が過ぎるようで僕の手に喰い付こうとして空振りし(アーンという感じで動きはそんなに素早くなく簡単に避けられる)、その勢いのまま自分の腹辺りを噛んで離さなくなった。この種にはこういう性格の個体もしばしば見られるそう。店員が笑いながらピンセットで口をこじ開けて外したが、頻繁にこういう事態になると僕も触り辛くなるので大人しい(今のところは)個体にした。後牙類(奥の牙に毒を持つ)で人がしっかりと噛まれた場合はその個所が少し腫れるらしい。購入した理由はもちろん、つい先日出たばかりのこの本を読んだからであった。