ウエールズ語の基本

今は読みかけの本ばかりで特に紹介したいものも無いので、近況報告的な更新を。
大学書林の『ロシヤ語四週間』は先週末に2周目を読み終わった。これは密度が高く素晴らしい教科書で、これからロシア語をある程度の時間をかけて独習したい、という人には第一に勧めたい。『フィンランド語四週間』もそうだったけど、初読時には読み流してしまうような箇所に興味深いことがサラッと書いてあったりする名著である。2回読んだ今でも文法事項や言葉があまり頭に入っていない状態ではあるが、ロシア語は腰掛け程度に始めたに過ぎないので、今回は取り敢えずこの辺でお終い。

その少し前から読み始めたのが『ウエールズ語の基本』。以前に読みかけた際には、何かの理由から三分の一辺りで止めてしまった。ノルマを決めずにゆっくりと進めるつもりで取り組み始めてみると、これが凄く楽しい。前に来る単語の語尾に応じて続く語の綴りが変わったり、日本人には発音し辛い音が高頻度で出てくるのだけれど、それも含めての楽しさである。ケルト諸語の中では唯一消滅の危機に無い言語だそうな。最近の研究によれば大陸のケルト人(古代のケルト)と島嶼ケルト人(アイルランドやイギリスに残る、所謂ケルト文化を継承するとされる人たち)には遺伝的な繋がりは無いそうで、後者はケルトではないと言う話があるのだけれど、名称がなんであれ言語的には英語等とは隔たりが有る訳で、興味は尽きない。

2週間ほど前は体力が溢れ出て来て動き過ぎたせいか、先週今週と疲れ気味。最近は膝が痛かったり手首を痛めたり、目がショボショボしたり、体調が万全にならない。