スキップとローファー(6)

サボテンが気になっているもののどこで買えるのか分からないと以前に書いたが、それと意識してよくよく見まわしてみると、結構色んなところで売っているのが目に留まるようになった。つい2週間ほど前にも普段使わない駅で降りたら、改札向かいの露店で地元の野菜に交じって多肉植物やサボテンの小鉢が並べてあり、一鉢5百円もしない多肉植物の方を思わず買った。数日後に爬虫類店を覗きに行った際、そのすぐ近くに花屋を見つけ、これも5百円程度のサボテンを一鉢購入した。少し埃を被っており、店主も栽培品種名が曖昧だったが、画像で調べてみるとどうやら「翠晃冠」らしい。ミカン程度のサイズと形で深緑色、正にこういうのが欲しかったのだ。そのまた数日後、よく行く書店の下の階にある少し奇抜な雑貨店で、これも僕にとって理想的な、牡丹餅のようなサボテンを見つけて購入した。「海王丸」という品種、これはやや高く、流行作家の小説単行本一冊分くらい。そして昨日、最寄りの駅から徒歩圏内に観葉植物の専門店が有ると聞いて行ってみると、時期ではないのか小鉢は置いていなかった。立派なサイズの柱サボテンやサボテンの王様「金鯱」は置いてあったが、これらは僕には大き過ぎた。

一旦始めるとまとめてやったり購入したり、というのが僕の癖であり、ひと段落すると少し放り出す、というか気にしないようにするのも僕の悪い癖である。表題の漫画も以前に随分と嵌ったのに、続巻が出ているのを知りながら読まずに居た。そして最新の表題巻、書店のレジに並んだ際にレジ横に置いてあったものをついコレもと買って帰った。その程度の関心しかなかったが、読み始めるとやっぱりチャンと嵌ってしまった。何というか、主人公の女の子が良い子なのである。友達の負けん気の強い子もしっかりと良い子であった。気持ちが暖かくなる。5巻は売っていなくて読んでいない。

僕が思うに、オッサンは乙女心を抱えているのだ(ゲイとはまた別)。オッサンと乙女の重ね合わせ状態。観測者(この場合は他の人)が居ると、心の波動が一方に収束する。普通の人は恥ずかしいのでオッサンに。ただ、乙女に収束する人も稀にいるらしい。テレビなどで時おり目にする。