爬虫類 長く健康に生きる餌やりガイド

このサイトを見る人に需要は無いと思うが、興味深いガイド本なので少しだけ紹介したい。飼育下の爬虫類が必要な量の紫外線や温度・湿度を与えられていると仮定して、それでも比較的短命になるのは肥満と運動不足が原因と言われており、その辺は人間と変わらない。以前紹介した本 “Lifespan” (日本語版も最近出版されたようだ) によると、少し飢えた方がサーチュイン遺伝子が働いて長生きする可能性が高くなるらしい。何をどの程度与えればいいかを専門家の視点化から解説したのが本書である。著者は進化・生態学方面の研究者の一面もあり、ただの経験論で書かれたガイド本よりも何となく信頼が置ける気がする。餌となるマウスやコオロギの平均的栄養価が表に載る点が役に立つ。なお本書は出版日には手に入らなかった。どうやらコロナ下で増えた需要を甘く見ていと思われる。

因みに、僕の給餌はいい加減である。与え過ぎない様にだけ注意して、今日はやろうかなと思ったらやる、そんな感じ。脱皮の兆候が見えたら餌をやらない方が良いと聞くので、同サイズの同種を飼っていても餌を与えるタイミングが少しズレてくる。つい昨日、前回の給仕から十分な日数が過ぎて腹を空かしているはずのヘビに餌をやろうとして、ピンクマウスを解凍した。さて与える段になり、くれくれダンスの激しい方にやった直後、そいつにはその一日前に餌を与えていたことを思い出した。吐き戻しが心配だったが、頑健貪欲が売りな種の旺盛な消化力で全く問題が無い様である。普段からもっと与えても良いのかもしれないが、僕がヘビ飼育の参考にしているyoutubeチャンネル “Snake Discovery” でも「長生きして欲しいから餌を与え過ぎない様にゆっくりと育てる」と言っていた(ウォマ紹介の回を参照)。一方で本書によると、ピンクマウスは体重当たりの脂肪量が多く、早めに卒業させた方がむしろ健康的なのかもしれないとも考えるのであった。