中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝

2004年から2005年にかけて出版された中国史全12巻の文庫化第一冊目である。本書では農耕出現前の一万数千年前から殷王朝出現まで、考古学的成果から推測される当時の文化や社会構造が語られる。古代中国は複数の文化圏を内包しており、それら個別の特徴なども説明される。前・中期旧石器時代、中国北部では小型破片石器文化、南部では礫器文化が広がっていて、それぞれは狩猟採集に基づく食文化を反映していた。この二つが交錯する華北地域はそれら文化の辺縁地域に当たり、文化の中央と比べて厳しい生活環境であったと推測される。狩猟と採集のみで生活できる楽園ではないということである。こうした辺境でこそ農耕技術が定着・発達した、とする記述が興味深かった。以前読んだ『穀物の人類史』にも同様の記述が有ったのを思い出す。

本書で語られる「歴史」の大半は考古学的発見や考察に基づく。一般向けにかなり噛み砕いた内容なのだろうと推測するが、その記述は必然的に発掘物や遺跡の詳細な説明で構成される。素人にとっては十分以上に詳しく、余程の興味が無い限り読み通すのは難しいかもしれない。僕はこうした記述にあまり興味が無いので、後半分はペラペラとページを捲るだけになってしまった。

このシリーズは今月12日出版の第三巻目・秦漢帝国まで読む予定。三国志周辺に興味がある人は同日出版の第四巻がその時代を取り扱っている。

中国の歴史1 神話から歴史へ 神話時代 夏王朝” に対して3件のコメントがあります。

  1. erotik izle より:

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  2. erotik より:

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  3. sikis izle より:

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