ヘビ大図鑑 ナミヘビ上科、他編

先日、ニシキヘビが世間を騒がせていた。飼育者は間抜けだったが、人への影響と言う意味ではあのサイズのニシキヘビよりは、マムシや躾のできていない中型犬の方がよほど危険だと思われる。家にも細身の、飼育下だと多分2メートルにもならないブラジル産のボアが一匹いるが、こいつは余りにのんびりとして大人しいので、うっかり外に出ようものなら直ぐに猫かカラスに狩られるだろうと思う。こいつなら、もう少し大きくなったら部屋で放し飼いにしてもかまわない。実際は排尿量が多いのでなかなか厳しそうではある。

家には今、合計7匹の蛇が居て、上のボア以外は6匹全てナミヘビである。カリフォルニアキングスネークが3匹、あとデザートキングスネーク、メキシカンゴファースネーク、コーンスネークが一匹づつ。ペットスネークの代表格であるコーンスネークは流石に落ち着いていて扱いやすい。好きなので3匹も買ったカリフォルニアキングスネークは、僕が傍でゴソゴソしていても気にせず寛いでいて可愛いが、世話の際には食いつかれるものと思わないといけない(個体差がある. 一匹は全く食いつかず、手に持っても脱力している. 一匹は100%食いついて来る. もう一匹は気分次第)。残りの2匹は未だ警戒心が解けていない。ビビリである。なお、ナミヘビを部屋に放すことはできない。動きが速くて見失うのだ。便も緩くて臭い。

このように僕はどういう訳かナミヘビが気に入っており、本書の発売を心待ちにしていた。飼育案内付きの図鑑なのでここで紹介する事柄はあまり無いのだが、上に挙げた各種の性格などは本書の説明が結構当たっている。爬虫類店で眺めていただけの種の特徴や、店には並ばないようなレア種の説明もあり、僕としてはとても楽しめる図鑑である。ただ、本書は値段が結構高いので、対象がナミヘビでなければ立ち読みで我慢していたと思う。

アマゾンの紹介画像から。このコラムが面白い。

コラムの面白い記事を一つだけ紹介。一般的なヘビの仲間は獲物を丸呑みするが、獲物を解体するヘビもいる。カニを専門的に食べる或る種は、カニを押さえつけ、爪や足をバラバラにしてから飲み込む。更に別の種は、脱皮後15分以内のカニのみを専門的に食べると言う。この際、一口ごとに食いちぎりながら飲み込むらしい。

新しく何かもう一匹くらい飼ってみたくなったが、僕は飼育下での繁殖個体しか買わないことにしていて、できれば生後数か月未満の若いやつがいいので、一般的に幼蛇が出回る秋口までは我慢かな。コーンスネークなどの飼育下繁殖が盛んな種では、近親婚や選別交配が過度に積み重なっているからか、孵化する子供の中には消化器官が排泄口に繋がっていない個体が居るらしい。ある程度育った個体か、餌食いと排泄が確認できた個体を買うのが良いと、店屋で教えて貰った。これから飼育を始めようという人は要注意である。